カードNO.16「塔」の意味とは？【 タロット 解説】

ここでは、 タロット カードの大アルカナ16番の「塔」のカードを解説します。

解釈例なども紹介しますので、自分の今の状況と照らし合わせてセルフケアしてみてくださいね。

塔のカード（正位置）

高い塔の頂上に狙い澄ましたように雷が落ちています。窓からは炎が噴き出し、炎に追われて飛び降りる人がいて、火事になっていることが見て取れます。程なくこの塔は跡形もなく焼け落ちてしまうことでしょう。盛者必衰、形あるものはいつか滅ぶことを象徴しているのでしょうか。

塔のカードの正位置には、上記のような意味があります。

カード解釈の例

塔のカードを自分の鏡としたとき、どのように解釈できるでしょうか。ここでいくつかの例をあげてみましょう。

例①

高校生の頃テニス部のキャプテンをしていた。ずっと県大会どまりの成績を不満に思い、練習を厳しく長時間にわたって行なうようにしサボった部員にはペナルティを課した。当時は部を強いチームにしたい一心だったが、そのせいで後輩の心が離れ退部者を大勢出し成績も振るわなかったことに今は気づけた。

例②

職場の上司と交際をしておりお互いに愛し合っていると幸せな気持ちでいたが、上司には配偶者がおり不倫関係にあったと判明した。舞い上がっていて全く気づいていなかったが、周りに発覚すると最悪職を失うことになる大きな過ちを犯してしまった。

塔のカード（逆位置）

塔のカードの逆位置には、上記のような意味があります。

カード解釈の例

例①

高校進学の際、受験で燃え尽きてしまった私は学校に行かなくなり、不良グループに加わった。2年生の終わりごろ、親しくしていた先輩がバイク事故を起こし下校中の小学生をはねてしまった。それを聞いて、このまま周りに迷惑をかける生き方はよくないと考えるようになり、一生懸命勉強に取り組んで無事高校を卒業、進学することが出来た。

例②

私は今の夫と学生結婚を決断したことで、姉と深刻な対立に見舞われていた。ずっと連絡を取り合っていなかったが、母親が入院することになり父と協力しての支援が必要になった。その時父から今後を考えてある程度関係を修復することができないかと提案され、今は必要な時に連絡を取り合えるようにしている。姉も年月を経て変化しており今なら仲良くなりたいと思える。

いかがでしたか？カードの意味を参考に、自分自身の心や行動をとらえ直す参考にしてみてくださいね。

占いとして使うのではなく、このカードには自分のことが描かれている、じゃあ自分のどんなことが描かれているのだろう？ととらえてみると、新たな視点にたどり着きやすいですよ。

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