ここでは、 タロット カードの大アルカナ1番の「魔術師」のカードを解説します。

解釈例なども紹介しますので、自分の今の状況と照らし合わせてセルフケアしてみてくださいね。

魔術師のカード(正位置)

魔法に長けたスペシャリストのようですね。魔法をかけているようですが、誰に、何に、何の目的でおこなっているのかはカードからは分かりません。赤いバラは美術の世界では愛情や情熱の象徴で、彼自身赤い衣をまとっています。

タロットカード「魔術師」

意味:

創造 個性発揮のスタート

魔術師のカードの正位置には、上記のような意味があります。

カード解釈の例

魔術師のカードを自分の鏡としたとき、どのように解釈できるでしょうか。ここでいくつかの例をあげてみましょう。

例①

ここ最近転職を検討していて、半年間ほどユニークな取り組みをおこなっているさまざまな企業の情報を集めている。興味深いプロジェクトがたくさん見つかったが、どれも自分が実現したいアイディアにフィットしていないように感じる部分もあった。頭の隅では新しい事業を起こすことを考えていたが、あまり真剣には検討していなかった。実はチャレンジしたい気持ちがあったことを、改めて認識した。

例②

現在の職場はルーティンワークが中心の仕事で好きでも嫌いでもない内容だ。体力的にもつらくなく、安定した生活が続いていることから考えていなかったが、実は自分がもっと得意なことをやりたがっている気持ちを抑えていることに気づいた。そこで、学生時代に陸上部で取り組んでいたマラソンに改めてチャレンジすることを思いついた。体力がついて仕事にもよい影響が出るかもしれない。

魔術師のカード(逆位置)

意味:

無謀(リソース不足による困難)、躊躇(パワーのない悪いスタート)

魔術師のカードの逆位置には、上記のような意味があります。

カード解釈の例

例①

以前、仲間と野心的な映画の制作に乗り出した。私にとって映画製作は長年の夢であり、温めていたアイディアがたくさんあったが、そのすべてを実現させようとすると、制作が進むにつれて資金が底をついてしまうことがわかった。仕方なくスタッフや撮影のセット、ロケ費用などの出費を削った結果、自分が作りたかった作品とはかけ離れたものが出来てしまった。世間の評価も芳しくなく、高い授業料だったといわざるを得ない。そもそも、資金をかければ優れた映画が出来るわけでもないため、はじめからしっかりと専門家に助言を求めるべきだったかもしれない。

例②

学生時代から勉強しているプログラミングの知識を使って、オリジナルのスマホゲーム開発をはじめた。昼間は会社で働き平日夜や休日に少しずつ作業を進めたが、忙しい時期は疲れてしまい、アイデアはあるが作業を進めることができない日が多くなって、モチベーションがどんどん落ちていった。「出来たら発表しよう」と考えていたこともあって特に期限も設けておらず、現在は完全にとん挫している状態だ。発表の機会や仲間を集めて、楽しく続けるための工夫が必要だったかもしれない。

いかがでしたか?カードの意味を参考に、自分自身の心や行動をとらえ直す参考にしてみてくださいね。

占いとして使うのではなく、このカードには自分のことが描かれている、じゃあ自分のどんなことが描かれているのだろう?ととらえてみると、新たな視点にたどり着きやすいですよ。

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