ここでは、 タロット カードの大アルカナ21番の「世界」のカードを解説します。

解釈例なども紹介しますので、自分の今の状況と照らし合わせてセルフケアしてみてくださいね。

世界のカード(正位置)

画面の真ん中に女神のような女性がいて、両手に独鈷のような短い杖を持っています。その周りを円形に植物が囲んでいて、地球や世界・宇宙の完全さを感じられます。四隅の人物や動物は4大元素を表しているのでしょうか。神の住む楽園のような印象を受けます。

タロット カード「世界」の画像

意味:

完成 至福

世界のカードの正位置には、上記のような意味があります。

カード解釈の例

世界のカードを自分の鏡としたとき、どのように解釈できるでしょうか。ここでいくつかの例をあげてみましょう。

例①

入社して5年目に加わったプロジェクトは、社会人になって初めての大きな仕事になった。慣れないことが多く苦労や失敗も経験し、不安で眠れない日を過ごした。そんな中、同じプロジェクトチームの先輩が付き添って仕事をみてくれたり、上司が的確にアドバイスをくれたりして、何とか最後までやり遂げることができた。プロジェクト自体もさまざまな関係者の協力を得て、結果的には大成功を収めることができた。現在でも自分自身の人生で大きな成功体験になっている。

例②

夫婦関係があまりよくない家庭で育ったこともあり、結婚願望を持っていなかった。仕事でキャリアを積み重ねながら、ひとりで暮らしていくための生活基盤を構築し、将来の貯蓄を作って暮らしていくつもりだったが、仕事関係で出会った人と交際を経て結婚した。生活に制限ができる、他人と暮らすことの大変さなどデメリットばかりを想定していたが、好きな人と暮らすことの精神的充足は非常に大きく、仕事にも以前より前向きに取り組むことが出来ている。

世界のカード(逆位置)

意味:

未完成(混乱し混沌とした状態)、大きな苦痛

世界のカードの逆位置には、上記のような意味があります。

カード解釈の例

例①

会社に支社が出来、そこに異動して新しいプロジェクトに取り組んでいたが、中核メンバーの休職など予期せぬ問題や混乱が発生しプロジェクトが未完成のまま停滞してしまった。計画通りに進まないことに焦りや不安を感じ、このままでは自身のキャリアにも影響が出ると危惧しているが、今は何もできないため時期が来るのを待っている状態だ。

例②

入社後順調にキャリアを積み重ねていたが、会社の健康診断で要検査と診断され精密検査を受けたところ大きな病気が発覚した。全く兆候もなく自身も健康体だと思っていたため強い精神的ショックを受け、どうすることもできない無力感に襲われた。しかし、医師から「早期に発見できたことで根治する可能性が大きいから頑張りましょう」と言われ少し気が楽になった。とはいえいつ治るかわからない病気のため依然不安はある。

いかがでしたか?カードの意味を参考に、自分自身の心や行動をとらえ直す参考にしてみてくださいね。

占いとして使うのではなく、このカードには自分のことが描かれている、じゃあ自分のどんなことが描かれているのだろう?ととらえてみると、新たな視点にたどり着きやすいですよ。

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